消音器って?

ご自宅での練習。集合住宅であったり、遅い時間帯であったりするとき、まわりへの音の配慮が必要になることがありますよね。そのようなとき、楽器の音量を小さくするために使うのが『消音器』です。

音が小さくなるだけではない?

消音器を使うのが初めてのかただと、びっくりされる(あるいはがっかりされる)かたもいらっしゃるのですが、「音量を小さくする」といっても、いつもの自分の楽器の音がそのまま小さくなるわけではありません。音色がかなり変わり(概して硬い音色になります)、余韻も短くなります。
その点はわりきって、おもに音程やテンポ管理の練習に集中するなど、練習内容に考慮が必要かもしれません。(音色や音量でごまかせていた音程の不具合が丸見えになるので、音程精度向上の練習に良い効果があるという方もいらっしゃいます。苦行ですね。)

消音器の呼称(弱音器との違い)

『消音器』という呼び方の他、『練習用ミュート』、『プラクティス・ミュート』、『サイレンサー』とも呼ばれます。

なお、似たもので目的が異なるものもあります。オーケストラや室内楽ではよく使われるのですが、作曲者の指定により演奏の際に使用される、『演奏用ミュート』・『弱音器』・『ソルディナ』というものがあり、これらとは区別して認識しておく必要があります。
ただ、どちらも音を小さくすることには変わりないので、やっかいなことに、どちらも単に『ミュート』と呼ばれることがあります。
『練習用ミュート(消音器)』を買うつもりが、間違って『演奏用ミュート(弱音器)』を買っちゃうと、音量を小さくしたいという本来の目的は(あまり)叶えられないので、どうぞご注意ください。

消音器弱音器
周りへの音の配慮のため、楽器の個人練習の際に、音量を小さくするために使う。楽譜上の作曲者の指示により、音量あるいは音色を変化させるために使う。
『消音器』
『練習用ミュート』
『サイレンサー』
『プラクティスミュート』
『ミュート』
『弱音器』
『演奏用ミュート』
『ソルディナ』
使用目的とおもな呼称

「いろいろあるけど何が違う?」
「楽器に悪くないの?」
「どう選ぶ?」

消音器は、いくつかの理由から共通の認識ができにくいため、合理的な評価に基づいた情報が少ない状況にあり、これらの疑問は何十年も変わり映えしません。

楽器(駒)との相性や使用者のもとめる消音のレベルも異なる中、誤解や少ない情報に基づいた断定的な情報(多くは善意から)が独り歩きしていることもあるようにも思います。

なので、今回わたしは「4つの消音器の比較」ということをするのですが、その様子をとおして、最終的には、購入されるみなさん自身が、自身と自分の楽器にとって最適な消音器を『自分で』選べるようになってもらえたらいいなと思ってます。

私自身、実際にバイオリンの練習で使っていた時期もあるので、使用者の視点で使いやすさや利便性も評価しつつ、弦楽器専門店の視点で楽器への影響や注意点も加味して、ご紹介していきたいと思います!

では、もう一度…

ヴァイオリン練習用の消音器4種、弾き比べてみた!

可能な部分はできるだけ数値化しつつ、それぞれの消音性能・使い勝手・安全性・価格・仕様についてご紹介します。

ちなみに、すべてヴィオラにも使える、ヴァイオリン・ヴィオラ兼用タイプの消音器です。

なお、今回はあくまでもヴァイオリン・ヴィオラ用の消音器についての検証です。
チェロ用でも同じタイプの消音器が出ていますが、チェロの場合、特に使い勝手や安全性について総合評価に大きな違いが出ることが見込まれますので、チェロの方ご注意ください。

商品名・外観・重量・販売価格

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『MUCO』
樹脂カバーくし形/58.5g
1,760円

『H.P. Mute』□
ニッケルメッキくし型/68.0g
2,200円

『WMUTES』
ばねクリップ固定/21.4g
14,850円

『MY MUTE』
ネジクランプ固定/66.7g
5,280円

素材

いずれも、主たる素材は青銅・黄銅(真鍮)。これら内部金属は見えていません。
『H.P.Mute』『WMUTES』『MY MUTE』はメッキ加工されています。『MUCO』は樹脂のカバーでおおわれています。 

固定方式

『MUCO』『H.P.Mute』は、駒の上部にかぶせるようにセットします。一般的な駒形状であれば、くし部の内部に駒がはまり接触摩擦により固定されます。駒が厚すぎる場合や、薄すぎる場合、また形状が特殊だったり曲がりなどの異常が起きている駒の場合、取り付けが甘くなる可能性があります。
『WMUTES』は、ねじりコイルばねによるクリップ方式で、駒に触れる部分にはコルクが貼られており駒に優しくしっかりと取りつけられます(駒の中央に取りつけてもよいのですが、G線側に取りつけたほうが消音効果が高かったため紹介画像ではG線側に取りつけています)。
『MY MUTE』は、画像だけでは仕組みがわかりにくいと思いますが、ラバーのはられたクランプアーム部が上部のねじで締められ優しくしっかりと固定します。

価格

表示価格は、古賀弦楽器での販売価格です。いずれも定価の2割引の価格(税込)です。くし型のほうが作りがシンプルで価格も低価格です。

消音力

お待たせしました。いよいよ消音性能について!
スマホアプリの騒音チェッカーを使って消音力を測定しました。
「騒音測定器 (Sound Meter)」
測定といっても、スマホの無料のアプリですし、もちろん、その絶対値には期待していません。が、今回知りたいのは、4種類の相対的な消音性能なので、それぞれ同じ条件で複数回測定した際の平均測定値の差で、それぞれの消音力の差を示せるようにしました。

詳しい測定方法や計算方法は後回しにするとして、さっそく発表!

消音力部門結果
1位 消音23% 『H.P.Mute』 
2位 消音20% 『MUCO』 
3位 消音18% 『MY MUTE』
4位 消音14% 『WMUTES』

以上のようになりました!
上位2つのくし型をみると、重量がより重い『H.P.Mute』のほうが消音力が高くなっており、それは妥当な結果かなと思いますが、『MY MUTE』よりも軽い『MUCO』のほうが消音力が高いところが注目すべきところでしょうか。

消音率の測定方法と計算方法

ぜひ見てほしいのですが、私の実験まとめ能力の問題から長ーくなってしまってるので、ご覧になりたい方だけ下のボタンをクリックしてご覧ください☆

測定方法と計算方法

測定方法

消音器を装着しての音出し(一定のテンポでG線の開放からスタートしてG-durの音階を1ポジで2オクターブ上行し、E線のAまで進んだところで下降してG線の開放に戻る)を行い、その音出し中の平均dBを、それぞれの消音器について記録していくという測定作業を3回繰り返しました。
また、上記の音出しと同じ測定時間で「楽器の音を出していない状態の室内の平均dB」および「消音器なしでの平均dB」の測定作業も行いました。

・相対的なばらつきはあまりでないので3回としました。
・楽器とスマホの距離は約80㎝。
・弾き始めと弾き終わりの無音の時間ができるだけ短く、かつ一定になるようにしました。

測定データ

1回目2回目3回目平均最大
消音器なし71.572.772.772.381.6
H.P.Mute64.265.964.764.976.0
MUCO65.066.265.865.776.4
MY MUTE65.767.566.566.676.7
WMUTES67.468.667.467.880.1

※今回、消音率の計算には、音階を弾いている時間中の平均dBを使用していますが、瞬間的な最大dB値は当然ながら平均よりも高くなります。絶対値にあまり意味はないものの、例えばデータをご覧いただいて「64.9dbまで落とせる」かのように誤解をしていただかないよう、参考まで併記しました。

消音率算出方法

アプリでは、任意の測定時間中の平均の音圧:デシベル値(dB)を得られます。ただ、音を出しているときの測定平均値をそのままは用いておりません。
音出しをしていない無音と思われる状態でも、実は静かなようで(例えばエアコンの作動音等の無数の)意識されない音が存在していて、アプリはその音も計測しているからです。
そのため、楽器を弾いていない状態の「無音」と思われる室内の平均dB測定し、音出し中の平均dB測定値から差し引いた値が、楽器が環境に追加して発生させている音量と考えて計算しました。

楽器を弾いていない室内の平均デシベル:39.8dB
「消音器なし」での音出し中の平均測定値:72.3dB
→弾いていない状態との差は(72.3dB-39.8dB=)『32.5dB』となり、この値を、消音器なしで演奏した場合に楽器が環境に追加して発生させる元々の音量とする。

計算式

M:無音時(演奏していない室内)の平均dB=39.8dB
D:音出し中の平均dBを3回測定した平均値:各消音器毎、および「消音器なし」についての値。
D’:「消音器なし」での音出し中の平均dBを3回測定した平均値=72.3dB

消音率={(D-M)÷(D’-M)-1}×100

商品名DD-M消音率
H.P.Mute64.925.1-23%
MUCO65.725.9-20%
MY MUTE66.626.8-18%
WMUTES67.828.0-14%
消音器なし72.332.50%

以上です!

ちなみに、これやってて思ったのですが、小中学生の夏休みの自由研究のテーマによいかもしれないと思いました。『バイオリンの消音器の消音性能の条件』とか、『最強のヴァイオリン消音器を作る!』とか、どなたかやってみてください♪

使い勝手

着脱のしやすさ

『MY MUTE』は、クランプのネジを緩めた状態で駒に搭載し、ネジを締めて固定することになります。クランプの腕と本体おもり部の間に駒を入れ込むのに慣れが必要で、着脱には時間もかかります。
『H.P.Mute』『MUCO』のくし形2種は、駒にかぶせるだけの1アクション。
『WMUTES』は、クリップをつまんで弦の隙間をねらってはさむだけで簡単。なので以下のように評価します。

着脱のしやすさ部門
1位 『H.P.Mute』『MUCO』 
2位 『WMUTES』
3位なし
4位 『MY MUTE』

弾いているときの重さ

消音器をつけることで構えた時の楽器の重さが変わります。重くなるほど、通常時との違いがでるので、練習のクオリティは下がることになります。また単純に、重くて疲れるということにもなります。
もちろん、これらの消音器は重量があることで消音効果を得ているので、仕方のない要素なのですが、例えば「そこまで音を小さくする必要はない、それよりも楽器が重いのはストレス」という方もいらっしゃるかもしれないので、軽さで順位をつけてみます。

軽さ部門
1位 21.4g 『WMUTES』
2位 58.5g 『MUCO』 
3位 66.7g 『MY MUTE』 
4位 68.0g 『H.P.Mute』 

大きさ:演奏時の視界の遮蔽度

通常の演奏時にはないものが視界に入ってくることになります。特に弦と弓の接点付近はどの消音器も見えにくくしてしまいます。一般に必ずしも演奏時にその部分を注視しているわけではないのですが、特に練習・学習ということであれば、進度によっては弦と弓の接点位置の確認は重要になります。そのため、装着時に駒から飛び出て視界を遮っている面積が少ないことを、評価基準として順位をつけておきます。大きさ・形・取付時の位置から以下のようになります!

見晴らし部門
1位 『WMUTES』
2位 『MY MUTE』
3位 『H.P.Mute』
4位 『MUCO』

安全性

楽器にかかる重さは危ない?

装着時、消音器の重さが駒に悪影響を与えると思っていらっしゃる方が時々いらっしゃいますが、重さ自体が直接的に駒に害を与えることはありません。
消音器が駒にかける重さ70g以下は、演奏者には大きな違い(楽器の重さが約15%アップ)ですが、楽器にとってはとても小さな数値です。
駒にのっている弦の荷重は4本合計で約10㎏=10,000gですので、70g程度増加しても、楽器にとっては、0.7%の増加に過ぎません。また演奏時、弓を強く弦に押し付けて弾いている際には700g~1,000gの力がかかります。
なので、装着時の消音器の重さ自体が直接的に楽器に悪影響を与えるということはありません。

ただ、間接的には、重大な問題がいくつか確かに存在します↓

楽器への取り付け時の落下

まずは、消音器を楽器に落下させてしまった場合、どの消音器であっても、硬く重い金属が楽器にあたれば当然ながら傷をつけたり最悪の場合板を割ってしまうことになります。
取り付けるときに手が滑って落としてしまう可能性としては、取り付けが簡単なくし型の『H.P.Mute』『MUCO』、また、クリップ型の『WMUTES』では起きにくくその危険性は少ないと考えられます。
ただ、『MY MUTE』は、安全な取り付けのためには楽器を置いて、両手を使って装着する必要がありますが、面倒になって楽器を構えたまま片手で取り付けようとすると、取り付け中に楽器の表板にゴトンと落としてしまう事故がやや心配です。

演奏中の脱落

『H.P.Mute』『MUCO』くし型ミュートは、取付時にはしっかりと装着されているようでも、音を出すことで弦の振動で少しずつ緩み、駒への取り付きが緩くなってしまうことがあります。そのため、駒への装着へしっかり取り付けられているか定期的に確認する必要があります。
取り付けが完全に緩んで駒から浮いてしまった時、演奏中に急に「ゴガガガガッ…」と、音が鳴るのでわかります。普通に構えて弾いている最中であれば、駒から浮いても振動で飛び上がって駒から完全に外れてしまうようなことはないのですが、楽器を動かして熱演してるときや、弾き終えて一休みというときに、緩んでいる状態に気づかず楽器を縦にした場合、消音器が駒から外れ、運が悪いと楽器の表板にあたる可能性があります。その点、クリップ式の『WMUTES』と、クランプネジ固定の『MY MUTE』は、弦の振動で振動で緩んではずれるようなことがなく、かなりの安心感を得ることが可能です。

駒との接点での駒へのダメージ

駒と消音器の取り付け接点で駒表面を傷つけてしまう可能性があります。

『H.P.Mute』『MUCO』の場合、駒によっては、差込み口の先端角が駒表面にあたるような状態の駒の場合、駒表面を傷つけてしまう可能性があります。

特に、駒の厚みが全体に厚い駒や、駒を横から見たとき、上部で急に薄くなっている駒の場合、そのようになりやすいです。
(このページの商品紹介画像では問題ない形をした駒の楽器を使用しています。)

安全性まとめ

以上のように、消音器の安全性は、本人の注意力や扱い方次第というところが大きいということになりますが、そのうえで、商品として内包している危険性で安全性能を評価してみます。

まずは、重さが軽く、形状も曲面が多いため傷をつける可能性が下がり、さらに取り付けがしやすいので取り付け中に落下をさせてしまう可能性も少なく、演奏中のゆるみからの脱落する可能性もほぼない、ということから『WMUTES』が4つの中では最も安全ということになります。

ついで、取り付けはしにくいものの演奏中の脱落の可能性がほぼない『MY MUTE』

残るくし型2種では、表面が樹脂でコーティングされている『MUCO』のほうが、わずかながらやや楽器と駒にやさしく、また樹脂の少しの弾力性により駒への密着度は高くなり演奏中の脱落の可能性も低くなります。

そのため、安全性の順位としては以下のようになります。

安全部門
1位 『WMUTES』
2位 『MY MUTE』
3位 『MUCO』
4位 『H.P.Mute』

ありがちで一番危ない事故

これは消音器全般についてのことなので、あえて分けてご案内しますが、消音器で実はありがちでいて重大な事故が起こす可能性があるのは、
「つけっぱなしでのケースへ入れてしまう」ことです。
消音器をつけての練習が日常になると、消音器を装着していることを意識しなくなり、練習後、取り外すのを忘れて、駒に取りつけたままケースに収納してしまうかたがいらっしゃいます(私もやってしまったことがあります)。
ケース内の高さが高く、消音器を装着したままケースに収納できてしまう場合でも、蓋側と強く接触した状態になり、すこしの振動でも駒を倒してしまったり、より強い力がかかれば駒を曲げてしまったり、場合によってはそのまま駒、さらには表板を押し割ってしまう可能性もあります。もちろん、ふたが閉じにくいにも関わらず無理に閉じてしまっても大事故になります。

どの消音器であっても、ご自身でのリスク管理が必要であることを十分ご理解いただいたうえでご利用ください。

まとめ・選び方

以上、ご紹介した通り、消音力・安全性・取り付けのしやすさ、その他。それぞれの要素をどの程度重視するかで、お一人お一人の評価は分かれるであろうことは、お判りいただけたかと思います。

以下、それぞれのミュートについてまとめつつ、こういうかたにおすすめというコメントとメリットデメリットをご案内いたします☆


『MUCO』

樹脂カバーくし形/58.5g/1,760円

しっかり消音、しかし楽器への気遣いも忘れていない。扱いがしやすく、価格もリーズナブル。バランスよくかつ本来の目的をかなえてくれるオールマイティ型。「消音力はもちろん大事でゆずれないけど、安全性もちょっとはほしい、しかもリーズナブルで頼む!」という方に最適。
駒によっては装着不可のこともあり、店頭での実物取り付け確認がおススメ。

メリットデメリット
・着脱の扱いが簡単。
・消音力が高い。
・価格が安い。
・樹脂でカバーされているので、金属むき出しのものよりも当たりが優しく装着確度が高い。また、万一、脱落落下させてしまった場合にも楽器本体を痛めにくい。
・振動で駒との接合が緩んでいないか随時確認する必要がある。
・大きく、高さがあるため、弦と弓の接点がほぼ見えなくなる。
・駒によっては表面を傷つける可能性がある。

『H.P.Mute』

ニッケルメッキくし型/68.0g/2,200円

「できるだけ音を小さくしたい!脱落とか気を付けるから…消音力を!!消音力をおくれぇえ!」という方におススメ。類似商品が多く見受けられ、それらでも同様の特性があると思います。が、重量が異なると消音効果が大きく変わると見込まれますので、注意が必要です。また、駒によっては装着不可のこともあり、店頭での実物取り付け確認がおススメ。

メリットデメリット
・着脱が簡単。
・消音力がもっとも高い。
・価格が安い。
・振動で駒との接合が緩んでいないか随時確認する必要がある。
・やや高さがあり、弦と弓の接点部分を目視しにくくなる。
・金属むき出しで接触摩擦によって装着するため、駒表面を傷つけやすい。
・楽器に直接落としてしまった場合、被害が出やすい。

『WMUTES』

ばねクリップ固定/21.4g/14,850円

「使っているときに外れる心配なんかしたくないの。音はね、ちょっとおとなしくなるだけで十分なのよ。」という方におススメ。取り付けめちゃ簡単で安全。装着時の音色も詰まったような固いものではなく、やわらかく温かみのある音色で、なんならいい音とさえ。他のミュートに比べると、装着時の高さがないので、見晴らしもよいほうです。ただし、価格はお高い。
どのような駒にも取り付け可能なので、通信販売も承っております。

メリットデメリット
・着脱がめちゃ簡単で、なおかつ使用中に外れる心配がない。
・ほぼ、どんな駒にも装着可能で、駒を痛めない。
・消音力が低い。
・価格が高い。

『MY MUTE』

ネジクランプ固定/66.7g/5,280円

「しっかり消音!だけど、楽器の安全が第一!あたりまえじゃない?」という方におススメ。ネジでしっかり止めるので、演奏中に外れる心配はありません。取り付けはちょっと手間ですが、演奏中びくびくするよりもよいかもしれません。くし形と比べて、駒を痛めるようなこともありません。
金色なのは金メッキらしいです。錆防止・および比重が大きい金を使用することで重量を稼いでいると思われます。ただし、それもあってか価格は高いです。
どのような駒にも取り付け可能なので、通信販売も承っております。

メリットデメリット
・使用中に外れる心配がない。
・消音力が高いほう。
・ほぼ、どんな駒にも装着可能で、駒を痛めにくいほう。
・取り付けがやや手間がかかり慣れが必要。
・価格が高いほう。
・消音力高いとはいえ、その重さほどではない。

以上、みなさまの消音器選びのご参考になれば幸いです☆
古賀弦楽器の店頭でご試奏や、一部、通信販売も可能です。
ご希望いただけますようでしたら、どうぞ古賀弦楽器へお問い合わせください。ページでご紹介していない消音器についてのご質問やご相談もお待ちしています☆