London 3
London '99

弦楽器ディーラーのお仕事とは?


「さまよえるニッポン人」

ここのFish'n'Chipsは、特盛です。39 BROADWICK STREET(01714371344)At Broadwick Street

Peter氏の店をでて、しばらく市内を散策。
通りに点在するのPubでは、昼間っからみんなビールのジョッキをもち、店の外で赤い顔をしておじゃべりしてます。

私も、楽器を預けたことだし、ちょっとだけ、いただきましょう。
「乾杯!」ゴクゴク・・・うまい!
でも一人は寂しいなー。みんなわいわいと楽しそう。

私のすぐ後ろの席でも、なにやら盛り上がっている様子。20代のぐらいの男性2人と女性が1人、
聞えてくる話しを聞いていると・・・あららっ!ナンパです!コノー、ここは渋谷だっけ?

しばらくすると、「〜Japanese・・・〜」彼らは私のことを見て、何か言っている様子!
お酒の入った私はジロッとにらむと・・・

「わるいわるい・・」といった感じで、一緒に飲もう!とスーツなんか着ちゃった色男が、彼らのテーブルに私を手招く。うーん、まあ許してあげよう。・・・と言う訳で、4人で「カンパイ!」
2人の男性に口説かれていたジョディーフォスター似の女の子はパリから来ているフランス人、後の二人の男性は、London生まれの都会っ子。私も自己紹介してViolin Dealerと言ったけど、いまいちピンときていない様子。しょうがないか・・・。

テームス川のほとり。ウェストミンスター桟橋皆さん実は楽しい人達ばかりで、くだらない話しで盛り上がり、いつのまにか店内でいちばんさわがしいテーブルになってしまいました。ジョディーはだいぶお酒が回ってきたのか、「私、前に日本に旅行してたんだけど、日本人はみんなおもしろい!私、日本の男の人すきよ・・・。」と、のたまい始めた。
こりゃいかん。ジェントルマンの機嫌を損ねないうちに、そろそろ店を出ましょう。私だって、もう3杯もビール飲んじゃってますしね。「See you!」

午後から、このPubと同じ通りにあるこれまた世界的弦楽器ディーラーJ. & A.Beare Ltd.(ベアー:最近['9909]ちょっとした話題になりましたね・・)にアポイントメントは明日だけど、行ってみようかなと思ってたけれど、シラフでもへたな英語が通じるとも思えず、やはり明日にすることに。(翌日行きましたが、このコラムでは取り上げません。ロンドン話が長くなってしまうので・・。ベアーについて知りたい方はこちら(英語)から。)

しばらく歩いて酔いを覚まし、途中でコーヒーをいただき、地下鉄(Under Ground)でWest minster 駅へ到着。一通りビッグベンを拝んだ後、川沿いに歩く。

Westminster と言えば、私の良く使っている、とっても強いE線弦の名前です。
でも、あれってたしかアメリカ製だったよな・・。そんなことを思いながら、テームス川に添って歩き続け、ロンドン橋をはなうたまじりに渡ったらば(♪〜)・・・日本のことを思い出してしまいました。

さてと、そろそろホテルに帰りましょう。明日は忙しいぞ!
(今回楽器のはなしとあんまり関係なくてゴメンナサイ)

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